(仮)パンデミックに関する英語表現集 - 定訳なし: bubble

日本語

(定訳なし)
2021年8月追記: 2021年7月23日に開会式が行われた東京オリンピック(五輪)に際し、日本語圏でも「バブル」という用語が使われるようになった。詳細は、本稿最下部の「補足・特記事項など」の欄を参照。

英語での表現&単語の場合は品詞

bubble
可算名詞

ニュージーランドでcovid-19への対策としてロックダウンを実施した際に、人との接触を最低限に抑える上で、してはならないことを説明するために使われた用語。
具体的には、1つの「bubble」の中に含まれるのは、同居している人間のみ。接触(2メートル以内の接近)をしてよいのは、同じ「bubble」の中にいる人同士だけとし、外出時も「bubble」の中に、他の人(知らない人はもちろんのこと、別居の家族、親戚、友人や知人)を入れてはならない。もし入ってしまった場合、「bubble」は壊れる。ロックダウン中はこの「bubble」を壊してはならない、という形で接触してもいい相手、してはならない相手を説明した。

英語例文&出典

bubbleの説明:

You’re waking up in lockdown New Zealand. Here’s how it works
https://thespinoff.co.nz/politics/26-03-2020/sioux...

使用例:

Covid 19 coronavirus: Jacinda Ardern speaks about her bubble and the biggest decisions she's made
https://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_i...

ニュージーランド以外での用例:

The first ideas on how to emerge from lockdown are being explored by the UK government and could include socialising in "bubbles".
https://www.walesonline.co.uk/news/wales-news/coro...
(via https://english-vocab-covid-19.memo.wiki/d/%b1%d1%... )

The Baltic countries of Estonia, Latvia and Lithuania have opened their borders to one another, creating a coronavirus "travel bubble".
https://www.bbc.com/news/world-europe-52673373
※EU加盟国のエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国が相互の国境を封鎖していたのを解除し、バルト三国だけの「バブル」の中での移動の自由を条件付きで回復、というニュース。"travel bubble" が英語の語彙に入ってきそうな気配。

This is the first "travel bubble" in Europe since nations began shutting their borders earlier this year in response to the coronavirus outbreak.
https://www.bbc.com/news/world-europe-52673373

補足・特記事項など



2021年8月追記: URL変更




See also: Siouxsie Wiles & Toby Morris: Why those bubbles are so important
https://thespinoff.co.nz/covid-19/01-04-2020/sioux...



GIFs: CC BY-SA 4.0
by @SIOUXSIEW, @XTOTL, thespinoff.co.nz

2021年8月追記:
2021年7月23日に開会式が行われた東京オリンピック(五輪)に際し、日本語圏でも「バブル」という用語が使われるようになった。これは、五輪のために日本に入国する選手やスタッフ、国際オリンピック委員会ならびに各国オリンピック委員会関係者らと、大会会場となる東京および空港のある成田や選手団の合宿地などの地域住民とは接点を持たないよう隔絶されている(ので、大会開催は、菅政権のスローガン通りに「安心・安全」である)という、大会開催にあたっての国の手引き(「国の手引き」という用語は開会式前日の7月22日付朝日新聞記事に準拠)に定められた方針をさしてマスメディアで使われるようになったものだが、下記のように、「国の手引き」こと公式プレイブックには見当たらない用語である。