新型コロナウイルス感染者のためにドライブスルー検査を初めて導入したのは、疑いもなく韓国であるが、この検査方式自体は新しいものではない。日本では新型インフルエンザの流行に備えて、防衛医科大学校国際感染症学講座准教授・加來浩器氏が2008年までに「乗車したまま検査するドライブスルー方式」を提唱した。2008年11月日26日の
山形新聞ネット版が、同日新庄市で行われた訓練を報じている。加來准教授は、この検査方式に関連して「発熱外来(ドライブスルー型)」とも記している(直前のPDFで16ページ)。発熱外来という語を使用する、この用語法は、ドライブスルー検査が初めて実際に用いられた際にも継承された。2009年秋、多良間島で新型インフルエンザが流行したとき対応に当たった
安谷屋亮医師は、【「発熱ドライブスルー外来」を実施[して]】、狭い診療所内でハイリスク患者とインフルエンザ感染疑い者が接触するのを防いだと述べている。